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電子処女が現れた コマンド!? 感想

電子処女が現れた コマンド!?(2020)

ブランド: あかべぇそふとつぅ

ジャンル: 同棲+抜きゲー

 

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あらすじ(公式HP引用)

今よりちょっとだけ先の未来、ちょっとだけ違う日本。

現役学園生兼プロゲーマーの「二川啓司(ふたがわ けいじ)」は、
その日、動画配信サイトWetubeで、その実態がほとんど見えない
謎のEtuber「遥カナタ」の配信を楽しんでいた。

ひとしきり動画を楽しみ、ほっこりした次の瞬間、
停電でもないのに、啓司の部屋の灯りが全て消えてしまう。

勝手についたモニター。
浮かび上がる井戸──そして、赤い服を着た髪の長い女。
あ、これ、ヤバイ、と思った啓司だったが、
逃げる間もなく中からモニターに迫ってくる女。

「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」

恐怖のあまり叫ぶ啓司。
そして女は──

「いたっ!」

モニターに激突していた。
恐怖のあまり、啓司の股間には温かい感触が広がっていた。

…………その後。
モニターから出てきた謎の女と対面した啓司は、
思わぬ言葉を投げかけられることになる。

「わたし、啓司さんに会いに来たんです!」

「これがわたしの、真の姿なのです!!」

キラキラと光る謎エフェクトに包まれる謎の女。
光が消えた時、そこにいたのはEtuber「遥カナタ」だった。

モニターから出てきたカナタと呆気にとられる啓司。

ちょっと不思議なボーイミーツガールを果たした二人。
これはそんな二人の楽しく明るい、恋の物語である。

 

シナリオ+テキスト 

 序盤のホラーチックな出会いのせいで身構えてたが、最後までホラー要素なくイチャイチャしてるだけ。変に中途半端なシリアスを入れるよりもこういう悪意の無い優しい世界観でイチャイチャしてるだけの作品の方が、シナリオとしての出来や抜きゲーとしての実用性は高いと思う。面倒になりそうな部分もカナタの設定で上手く流している。

 全体の流れとしてはプロゲーマーの主人公が家でゲームしたり大会に参加するという小イベントをしながらちょくちょくHをしていくもの。本筋については、値段相応にボリュームが少ないおかげで飽きが少ない。盛り上がり所の大会も、普通のキャラゲーならもっとCG見せろとなるが、エロメインの作品でこれくらい盛り上げてくれれば非エロ部分のシナリオとしては十分に合格だと思う。

 

キャラ(公式HP引用)

遥カナタ

 ある日、啓司の部屋のモニターから飛び出てきた少女。
テンション高く、ノリの良い天真爛漫な性格で、非常に好奇心旺盛。
本人曰く、電子生命体というのが一番ぴったりな存在で、平たく言うと宇宙人。
人間と変わらない生身の体を持っているが、その能力によってモニターの中に入ったり、電子機器を自由に操ったりと何でもござれ。
「遥カナタ」という名前で、バーチャルアイドル活動をしている。

 公式キャラ紹介以外の特徴としては、献身的なキャラと思った。ドヤ顔可愛い。

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 他、主人公やライバル役も不快なキャラは居なかった。プロゲーマーという設定だけあってゲームをプレイする事に真摯に向き合っているし好印象。カナタとのことも最後にはちゃんとしてる所も好印象。全エロゲの中で良い主人公として挙げることは無いが、この作品単体として聞かれたら間違いなく良い主人公だと思う。

 

Hシーン+絵

 抜きゲーなので自分の好きな絵。一般的に見ても見劣りすることはないと思う。

 カナタの設定を活かしたような特殊なHシーンが無いのは残念だが、下手な事やっても白けるだけなので無難な出来だと思う。1シーン当たりの発射数が大体2回でシーン数13なので値段的にはやや多いくらい。

 

音楽

 2020年の商業作品としては珍しくボーカル曲が無い。音楽は全体的に良くも悪くもない。大会でのBGMも特筆して良いわけではないが盛り上がりのBGMとしては不足ない。

 

総評+一言

総評: B(良作) 

 この作品は上記の通り、カナタとイチャイチャするだけの話。ヒロインもカナタ一人なので、カナタの絵、性格、声がどれだけマッチするかで評価が決まる。抜きゲーだと変なシリアスやキャラを入れてたり、眠くなるようなテキストだったりで評価にマイナスが掛かることが多い。しかし、この作品についてはマイナス要素が0に近い珍しい作品なので、絵や声が好みに合えば買いで良い。

一回だけ使い終わってからタイトルに戻った時にタイトル絵がホラーバージョンでびっくりした。何回かやってみたがタイトルのホラーバージョンはレアなのかも。