エロゲ雑記

エロゲの感想・情報ブログ

夢見坂 感想

夢見坂(1995)

ブランド: U Me soft

ジャンル: 抜きゲ

f:id:arrlu08:20210516030247p:plain

概要

 UMesoftの坂シリーズの第一作。といっても坂が物語的に重要な役割をしているわけでも無く、シリーズの関連性が強いわけでもないっぽい。リメイク版が出ており、三坂物語として坂シリーズのリメイク版がまとまったものもある。98ゲーを買い集め始めたころになんとなくでオリジナル版を買って後で三坂物語の存在を知った作品。オリジナル版の感想。

 

あらすじ等

 坂の上にある豪邸の紫泉院家。その神秘的な雰囲気に惹かれて人々は坂を見上げる。そうして夢見坂と呼ばれる坂がある町。主人公はピザ屋のバイト。店長から新規顧客発掘を頼まれ街の様々な女性を訪ね、行きずりの関係とともにピザの注文を獲得していく。そしてついに紫泉院家を訪れることとなる。

 昔のそれは無いだろというエロシーンの導入が詰まった作品。キャラも殆どは一回ヤって終わりでそのうちの一人のヒロインが主人公とともに物語に関わってくるメインヒロイン。エロシーンのあるヒロインは15人近く居るのでボリュームはあるようで2時間ちょいの作品なのでボリュームは少な目。スタジオメビウスの悪夢とか程エロ全振りというわけでもないが大体エロシーン。

 

 絵については個人的にはリメイクは2000年代初頭の量産型の絵に近づいてクオリティは上がったと思うが、オリジナルにあったわずかな独特の良さが無くなったので微妙な差だと思う。ただし団栗の背比べ。立ち絵もCGも全体的に微妙だが一応数枚は良い感じのがあった。特に終盤は妖しげな雰囲気も相まって良かったと思う。

f:id:arrlu08:20210516032335p:plain

 

総評

総評:  D(凡作)

 終盤前までならD-か下手したらE位の駄作なんだが終盤の雰囲気だけは好みだったので凡作ということで。最後の方で主人公が考えた脚本が次作と同一の名前「柊坂の旧館」。これ以外はまだ未プレイなので繋がり具合は分からないがこの作品は綺麗に完結したと思う。

 このゲームの魅力は終盤の妖艶な雰囲気で、こんな感じのは中々味わえないのでそれだけが良かった。ただ、これを的確に言語化は出来ないし、最近のもっと絵やシナリオがまともな作品でも探せばあると思うのでわざわざこれを買う利点は無い。絵が特別気に入った人なら買うのも有りかも。