μ 感想
μ ミュウ(1995)
ブランド: ハーベスト
ジャンル: 学園もの、ファンタジー、戦闘
概要
憂楼やTHEMMのハーベストによる作品。憂楼は体当たり式のARPG、THEMMは3DPG、そして今作は3DRPGっぽい何か＋ADVと色んな方向性を探っていたメーカー。上記二作は面白かったので総合的に開発力の高いメーカーだと思ったが、やっぱり苦手な方向性はあった模様。他にもガイロムの封印というパズルゲーやSelaという育成ゲーと本当に方向性が無いメーカーだと思う。
難易度設定があり、ノーマルでプレイ。
あらすじ
主人公悠一（名前変更可）は女学院の学園祭の招待者に運よく選ばれた。そして行ってみると女子二人の案内役をつけて女学院の様々な催しものを楽しむことになる。しかし、黒魔術研究会の思惑により、学園祭の裏でトンデモな事件が進行し、悠一もこの騒動に巻き込まれ、道中に精霊などともエッチなことをするという話。
シナリオ等
だいたい頭のねじが2,3本外れてそうな登場人物が大半。女学院の生徒は発情していることが多く、ちょっとしたことからエッチに発展していく。案内役の一人のシャルムが元格闘部で主人公が巻き込まれる戦闘系の厄介ごとを解決する。この舞台となる女学院の歴史やら伝説やらが説明されるが、興味が湧かなすぎる分かりづらさ。
絵について、立ち絵はどこを向いているのか分からないキャラやスリムという言葉では片づけられないレベルの骨格しているキャラとかが居るがCGで見ると割と悪くない。
システム
単純なADV要素以外として、以下の3つが挙げられる。
１）イベント発生の場所を移動するのに３DRPGのような３Dマップによる移動が必要なこと。
3Dマップはメニュー画面から完成済みのが見れるが移動画面では見れないので少し面倒。
２）キスマークチケットというアイテムが要所要所で必要なこと。
キスマークチケットは催しものを楽しむために必要なほか回復アイテム入手、装備品入手（効果は不明）、HP回復スポット利用（昼寝同好会）に必要。入手手段はいくつかあり、シナリオ進行上で入手、ジャンケンやクイズで正解する、わんこそば同好会でコマンドを複数回間違わずに選択、虫やアンティークアイテムの売却、無人の部室から手紙を見つけて入手など。装備品を買うとアイテム売却してギリギリなくらい。
３）タイミングを合わせてボタンK、P、G（Enterか8, 4, 6）を3回押すことによる技発動による戦闘が有ること。
技を教えてくれなくても入力すれば発動する。技の購入費用はばかにならないので、ジャンケン等ミニゲームをやりこむ気が無ければ、とりあえずKKKか少し面倒だけどGPK（最強技）で解決出来る。
3DRPGっぽさ、ミニゲーム＋ADVっぽさ、タイミングゲーっぽさを併せ持ち、このゲーム単体でもどの方向性を狙っているのか訳が分からないゲーム性。
総評
総評: D-(駄作)
