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ドラゴンナイト 感想

ドラゴンナイト(1989)

ブランド: Elf

ジャンル: DRPG

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 PC98版をプレイ。これは機種によって戦闘バランスやOPが変わるようなので多少評価が変わっているかも。98版は初期HP10でLv1がかなりしんどかったけど、他は20だったり、OPの速さだか尺だかが違ったりする。OPは飛ばせないので起動事に動かせるようになったらセーブデータをロードするスタイル。

 エミュ(Anex86)でのプレイでは設定>system>速度max1,100,000でプレイ。OPを爆速で終わらせようと速度速めるとダンジョンで行き過ぎたりと、ここらへんの処理速度は各自がちょうど良いのを見つけるとよい。

 

あらすじ

 旅をしているタケルは訪れたストロベリー・フィールズ王国という女だけの国であり、女神が宝玉を用いて祝福された水を融通することにより栄えていた。しかし、その宝玉にドラゴンナイト一族のドラゴンナイト総統が目を付け、女神を石板に封じて宝玉が奪われてしまった。女王は幾度か兵を差し向けるも捕らえられて、絶望しかけていたところ、預言者が勇者の到来を予言し、その勇者とはどうやらタケルの模様。

 そこでタケルは女王に頼まれて、ドラゴンナイト達が拠点にする塔攻略を目指す。

 

シナリオ等

 基本は善を嫌う悪の軍団と戦うという分かりやすい勧善懲悪ストーリー。特に捻りもないので安っぽく感じるかもしれないが、ラングリッサーとか好きな人なら好きそうなシナリオ。

 タケルはなんとなくスケベな印象もあるものの、実際には本番等の性行為は一切なく、助けた女性たちがエロい目に遭ってエロい格好しているのを見て喜ぶ程度。一部の女性たちは助けてもらっても大してお礼もせずにさっさと帰ってしまったり、ふざけた態度の奴もいるが、それらを許容する器のある人物。

 一方女性陣は王女や寺院住まいのルナ以外は殆ど一回きりのモブ。各層のドラゴンナイトの情報など必要な情報を教えてくれるが、特に進展はない。この頃の絵にしては肉感的できれいな絵だと思う。十数人助けるが、半分程度は上も下も露出していない。

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システム

 全6フロアの18×18マップを探索していくDRPG。基本は各層で捕まっている女の子2,3人と宝玉を持っている各層のドラゴンナイトを倒しつつ上層のドラゴンナイト総統を目指していく。この時代のゲームなので当然のように自動マッピングなどなく手動でマッピングするしかない。方眼紙を用意してプレイ。

 戦闘バランスは崩壊気味。Lv1で装備込でStr15, def15だったのがlv2で一気に29, 21となる。Lv1の時点では勝てる敵は限られており、このゲームの逃走成功確率はそこまで高くないため出会ったらゲーム終了というパターンが多い。そして勝てる敵に対してもHP満タン状態から瀕死状態になること必至。そんな状態から敵の攻撃が殆ど効かない状態になるので激難→簡単と難易度が急変化する。しかし階層が変わるごとに敵の種類が変化し、再び手ごたえが出てくる。そうして難しいのと簡単のを繰り返しながら最終的には難しい所に落ち着いていく。

 このゲームは25LvでMAXだが攻略に5F攻略時点で25Lvが必要に感じるので、6F攻略時点では倒しても意味の無い敵と、低い逃走成功確率のせいで無為に戦うこととなる。そしてこの頃になってくると一度の戦闘で3,4体の敵が出てきて一体に5,6回攻撃する必要があるので一度の戦闘が長い。敵の攻撃はそんなに効かなくなっているが、経験値も少なく、lvUPに相当の経験値稼ぎ作業が必要になってくる。

 

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総評

総評: D(凡作)

 この当時の作品としては絵が抜きんでていることは確かであり、現在でも味のある絵と言えるCG。この当時から目パチがある時点で凄まじい。ストーリーは捻りの無い単純なストーリーだが、だからこそ捻りすぎての失敗などのマイナス点も少ない。エロゲのくせに性行為が無い辺りでいくらかマイナスだが。

 とは言え問題点としてはやっぱり戦闘。戦闘バランスが滅茶苦茶な上に一戦闘あたりの時間が絶妙にめんどくさい所を突いてくる。Lv上げに要する時間としては別に抜きんで長いわけではないが、この一戦闘あたりの長さが体感時間を長くしている気がする。

 まぁ絵は悪くないし、続編につながる物語を見れたということで2以降に期待。作品単体で見ると、ありきたりなストーリーや戦闘バランス崩壊であまりおすすめできない気がする。