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メタモルファンタジーSP 感想

メタモルファンタジーSP(2004)

ブランド: Escude

ジャンル: 異世界+触手(異種姦)+育成SLG+カードバトル

 

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2001年発売のメタモルファンタジーのリメイク作

 

あらすじ(公式HPより引用)

ここは魔女や妖精や奇妙な生き物達が共存する魔法の世界、アンゴルノア―――
 と、言っても我々が住む世界とそんなに違いがあるわけではなく、子供達はちゃんと学校に行っているし、
大人達だって日曜日と盆と正月以外は勤労にいそしんでいたりする。
その上、魔法を使える人も一部の人間だけだったりするし、
“ふぁんたじ~”な生き物達も今や、絶滅の危機だったりする世界。
 そして、徐々に“本当の魔法”が忘れ去られつつある世界──
 そんな魔法界アンゴルノアでの憧れの職業ナンバー1はプロの“魔女っ娘”と“使い魔”!
 魔法の力で、人々を助けてくれる魔女っ娘やその使い魔達は魔法を使えない多くの人達にとって、憧れの的だった。
 当然、この世界にはそんな人々の憧れを実現してくれる学校だってある。私立聖泉エンゲル魔法学院。
プロの魔女っ娘、使い魔を養成するための専門学校である。
 ──と、そこに1人(?)の転入生がやってくる。彼の名前はハタヤマ・ヨシノリ。人間ではない。
 見てくれはただのぬいぐるみにしか見えない、自称ただの転校生。
 そんなハタヤマくんはプロの使い魔になる気などさらさらなく、
“人間になる魔法”を使いこなせるようになるのが目的。
 ……でも、その理由は人間の女の子とエッチしたいからだったりする。
 最低なほどに欲望丸出しなハタヤマくん。
そして、そんな彼があらゆる生き物に変身できる禁断の闇魔法“メタモル魔法”と出会ったとき……。
 欲望を実行に移すのに、さして時間はかからなかった。
なんせ、この魔法を使えば、“触手”や“スライム”、“マシーン生物”にさえ変身可能なのだから!
 でも、人間になるためには本当の魔法“愛”が必要だったりするんだけど
 ……大丈夫なのかな?
 しかも謎の秘密結社“闇魔法学会”まで現れて、もうハチャメチャ!
 いったいどうなることやら……
 “メタモルファンタジー”それは、魔女っ娘とぬいぐるみと変身と魔法とハチャメチャと……
 そして、愛の物語……なのか?

 

シナリオ+テキスト

 近年だとゆずソフトのサノバウイッチやSAGAPLANETSのフローラルフローラブ、Azuriteのタマユラミライでメインライターを務める藤太さんの初メイン作品。ただ育成SLG要素や当時の風潮のせいなのかやたらと長い。感動的な場面はいくつかあり、それらの場面単体は良いのだが、他の日常シーンなどのボリュームを結果として、感動シーンの全体における比率が少なく感じた。

 このシナリオは作中2か月で、最初の一月でどのキャラの√に行くか決まり、残り一月で各ルートをやる。√に入るためこなすイベントは最序盤の内から有り各ルートをやるときは最初からやるようなものである。そのため最初の一月分は似たような話を見ることになり、最後の半月についてもシナリオの流れが同様である。全√をやる場合は見飽きた展開となっていることだろう。最悪一人攻略して終わるというのも一つの選択だと思う。

 各ルートについて、ビビアンの天才設定やリンレイの家族関係など各√のみでの設定があり他の√では活かされていないのが気になった。他の√をやることで見えてくる背景もあるのでフィリアは最初に攻略した方がいい。自分が攻略した順フィリア→シルフェ→世界征服→ルシフェルリンレイ→ビビアンが意外と良さそう。

 

 

Hシーン+絵

 絵は2001当時の基準なら平均以上だと思う。今でも趣味が合えば十分使えるレベルだと思う。通常の立ち絵、CGも各キャラの可愛さが見て取れる(ハタヤマ含め)。自分は触手は無理だが異種姦なら行けなくもないので使おうと思えば使えそうだった。全体的に触手が多めなので触手が無理なら半分程度しか楽しめない。

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Hシーン内訳(全67シーン)

フィリア 14

ビビアン 14

リンレイ 13

ルシフェル 11

シルフェ 3

シオリ 1

他 8

3P フィリア+ビビアン、シルフェ+シオリ、リンレイルシフェル

 

バトルシステム

 育成パートで高めたステータスを元にカードバトルのように戦う。詳しくは攻略サイトでも覗けばいいが、ステータスで使える攻撃防御補助魔法の種類とその威力、HPMPと毎ターンのMP回復が変わってくる。このSPでは無印の時に無かったという難易度調整が可能である。簡単にすれば戦闘不可避の1周目でも詰まることはないだろう。2周目以降は戦闘をカットできるので戦闘が面倒ならカットできる。自分は全カットした。戦闘自体は2020年基準ならここに時間をかける程の出来ではない。

 

音楽

 良い。そもそもOPのミラクルファンタジーを聞いてプレイした作品なので。そのinst版が良い場面で流れるのも良い。

 

総評+一言

 総評: C+(佳作)

 2周目以降戦闘カットして約25時間程。全キャラ攻略などで周回プレイをするなら同じ様な展開に飽きが出てくるかもしれない。盛り上がりどこも全体の比率で言えば少ない。しかし、その盛り上がりはそこそこの物なので良作になりそこねた佳作と評する。