くるみちゃんにんじゃあ 感想
くるみちゃんにんじゃあ(1995)
ブランド: ジャニス(すたじお実験室が開発)
ジャンル: 時代劇、レズ
概要
江戸時代を舞台にしたくノ一コメディ作品。街でいろんな話を聞いて物語を進める総当たりシステム。最初に難易度ノーマルとハードの選択があり、ノーマルを選択したがその違いは分からない。おそらく戦闘シーンで選択肢を選ぶ際に間違った選択肢を選んだら即BADENDとかそういう事だと思うが全編通してコマンド選択なのでハードを選んでもセーブ&ロードでどうにかなると思う。
あらすじ
時は江戸時代。蕎麦屋で住み込みで働いているくるみ。しかし彼女は堤防町の草で平時には町民に紛れ、指令がかかったら忍者として動く任を受けていた。今回港に停泊している黒船について調査することになり…
シナリオ
街で調査をしていると、妙に繁盛している店が出てきて調査するを繰り返していると気づいたら黒船の秘密に近づいてたという、ある種ワンパターンな構成。しかし、街を自由に調べられる事や、のどかな街の営み、コミカルな掛け合いなど日常シーン、イベントシーン含めて面白い作品。戦闘シーンでも戦闘用の選択肢やBGMが活きて意外と白熱出来る。
絵+Hシーン
絵は森山犬さん。この頃のすたじお実験室作品を担当されていた方で個人的にはこの頃の98ゲーの中でも線画が綺麗な人という印象。但しこの作品ではエロシーンは全て女性同士。
音楽
作品が江戸時代ということでそれっぽい感じの音楽。のどかな街並みを思わせる「昼」や「夜」。忍者らしく怪しげな雰囲気のある「深夜」など通常BGMが作風にマッチしていて作品を際立てている。特に「昼」や「戦闘」は作品のコミカルさと戦闘シーンでの緊迫感を良くしていると思う
くるみちゃんにんじゃあ オリジナル・サウンドトラックス | プロジェクトEGG | EGG MUSIC (amusement-center.com)
総評
総評: B(良作)
今この作品をやろうという人は大体森山犬さんの絵か樋口秀樹さんのBGMに惹かれてやるのだと思うけど、予想外にシナリオも良かった作品。機械じかけのマリアンとか良いBGMと絵で楽しめたがこの作品は更にBGMとシナリオのマッチ、忍者が調査をするというシナリオと総当たりシステムのマッチにより全体的に楽しめる作品となっている。時代劇もののエロゲが好きな人、コミカルなエロゲが好きな人にお勧め。