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迷宮学園祭 感想

迷宮学園祭(1994)

ブランド: Wishbone

ジャンル: DRPG

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 あらすじ

旧校舎の近くにいたりょういちとあつみ。彼らは12時の鐘とともに異世界のようなダンジョンに飛ばされる。そこで脱出を目指してダンジョン攻略をしていく

 

シナリオ

 いろんな学校関係者がダンジョンに飛ばされたがりょういち達しかその姿をみることは出来ない。ダンジョンに魅了されおかしな行動を取る人も現れる。基本はB6Fから各階のフロアボス的な人を倒して次の階に行って地上を目指す話。

 シナリオ皆無とは言わないがメインはりょういちとあつみの物語。付け加えるならリバースの。キャラは多く出てくるが魅力は少ない。

 各段階で探索範囲はそのフロアに限られるので、割とわかりづらくイベントがころがっているが回収は容易だと思う。

 

 絵は独特というか、線画自体は悪くないと思う。上の絵みたいな比較的まともな絵もあった。しかし大抵は絵の具で塗ったかのような塗りで微妙

 

ゲームシステム

 このゲームにはDRPGとして特殊な点が二つある。

 一つは戦闘中ターン消費なしで回復薬を何個でも使うことができること。しっかりアイテム稼ぎをすれば負けることはありえない。逆に回復薬を全く買えないレベルしか戦闘しないのなら相手の攻撃がつらいと思う。戦闘バランスは若干雑魚狩りをしていれば手ごたえを感じながらスムーズに進めるという割と整ったレベル。細かい調整は回復薬をどの程度集めて使うかで調整できる。回復アイテムは3種あるが1ターンに何個でも使えるのでコスパ的にA一択。

 二つ目は一度攻略した階には行けないということ。様々なタイミングで各階にイベントがあったらディスク入れ替えが面倒だし、そういった時代的配慮を感じる。行けない理由もシナリオに沿っているので違和感ない。ただし、各階で回復薬を使い切ってぎりぎりでボスを倒す状況で次のフロアに行くと、次のフロアで保健室を見つけるまでは逃げの一手になりがち。なので、せめてフロアボス戦後に回復薬10個は持てるくらいの状態でフロアボス戦に挑んだ方が良い。

 

音楽

 YU-NO、EVEの作曲で知られる梅本竜さんの作曲。全体的に良曲が多かったが刺さるのはなかった。売店の曲とかは割と良かったかも。

 

総評

総評: D(凡作)

 梅本さんのBGMに期待してたけど刺さる曲は無かったので残念。シナリオや絵は微妙な作品だがゲームバランスは比較的まともでゲームとして楽しめなくもない。梅本さんの曲が好きとかDRPGが好きということならやってみるのも有りな作品。