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響野さん家はエロゲ屋さん 感想

響野さん家はエロゲ屋さん(2020)

ブランド: Sonora

ジャンル: 店員視点

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 あらすじ

 商店街の片隅にある雑貨屋響野商店。しかし祖父が経営に限界を感じ、店を閉めようとするが、三姉妹が経営するなら続けるという話になった。そこでエロゲ好きの長女ゆかり主導のもと、エロゲ屋のHIBIKINO SHOPとして開店した。幼馴染で、偶然エロゲ屋となった響野商店を知った主人公蓮はバイトとして協力していく。そうして長女ゆかり、次女紡、三女結衣と風紀委員静乃と流通の会社員葉子と親しくなっていく話。

 

シナリオ+キャラ

 シナリオの流れは普通の店員物と大して変わらずプライベートメイン(オタク系)になっていくが、ちょくちょくエロゲーマーなら共感を覚える話、なるほどとなる話が入るので、普通のキャラゲーだけど興味深い話もたまにあるくらいの期待度なら十分に楽しめる。

 シナリオライター5人ということで危惧されていたが、三姉妹自体はどのシナリオでも存在感があり、個別に入ったらそのキャラしか出ない感じではない。また、キャラのブレもそこまででなく、結衣と静乃が共通になかったとある個性が前面に押し出され、エロゲ屋らしさもエロゲ屋の日常ではなくイベントっぽい話が主だったくらい。

 このエロゲを他のエロゲと比べた時にエロゲ屋というテーマ以外何が良かったか考えてみると、主人公というのが正直なところ。ライター5人のわりには主人公が等身大に頼りになるキャラという好ましいキャラクターで統一されていた(顔は個人的には微妙だが…)。各ヒロインの趣味や夢、仕事とかの変化に合わせて、最初は完璧ではないものの、趣味や夢、仕事を支える立場になり、興味をもって成長していく感じ。

 前作、前前作のキャラが大した背景描写もなく、それなりに幅を利かせているので、ちょくちょく誰だコイツという感じになる。しかし、本筋を進める上では何も問題ないと思う。

 各ヒロインは期待していた紡、静乃に関しては普通に可愛いし結衣も地味に可愛かった。しかし好きと言えるレベルかというとそこまでではなかった。

 エロはどちらかというとキャラゲーの中では濃い方。

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 購入を悩んだ原因の一つ。個人的には好きでも嫌いでもない絵。THE普通。

 

総評

総評: C(佳作)

 割と無難というか、エロゲ屋テーマというだけで買うと微妙。キャラゲー性が強く、シナリオも普通だったので、キャラが好き、エロゲ屋テーマが好き、好感のもてる主人公が見たいという人なら有りな作品。