Filsnown 感想
Filsnown(1995)
ブランド: LEAF
作品概要
猪名川でいこうの特典版をプレイ。最近では猪名川でいこうは500円以下で普通に買えるので地味におすすめ。win10でプレイの際には以下の記事が参考になる。
古いエロゲ(90年代+00年代前期)をやるために - arrlu08のエロゲ雑記
この作品自体は以前初音のないしょのLF97やった時にやろうと思った作品。というのもToheart、雫、痕のキャラをメインにしたLF97において地味にfilsnownのキャラが存在感がある。剣の柄を押すと音楽モード。
あらすじ+シナリオ
昔、破壊神ガディムという人の害となる神がおり、これを数人の神が協力して封印した。しかし、この封印が弱まってきているため、水の神の加護を受ける街で調査に出かけた女主人公フィリアの恋人が帰ってこない。封印の祠に行くと結界が張られていて入れない。入るためにはそれぞれの神の加護を受ける街の少女を絶頂させる必要がある。
ということで世界各地で少女を絶頂させる旅をしつつ、ガディムにまつわる様々な思惑が交差するレズメインの王道RPG。後半は正に王道といった感じで音楽も相まって割と熱い。
あまり評価が良くない古典エロゲだけど、RPGとしてはそこそこ面白い。途中飛行船を手に入れてからは行ける場所が一気に増え、過去から戻った後のフィールドBGMも良い。ただ、盛り上がりが弱くてENDが微妙な感じ。
ゲーム性
不評の戦闘バランスだが、これはいう程ではないと思う。昜→難→普通といった感じで、中盤のきついところ(だいたいLV10~25)を抜けると戦い方になれるのとそこから少しの飛行船入手後は各地を回ると強装備が手に入り、LVUpも簡単なのでLV上げしなければきついし、LV上げしたら普通という感じ。
絵
やっぱりこの頃の水無月さんの絵は独特というか、正直この時期のエロゲの平均を下回っていると思う。ただ、この時代は平均レベルが低いため、下の中くらいにとどまっている。
音楽
この作品の魅力は音楽である。先述したフィールドBGM、特にフィールド3(雪、フィールド2など他も良い)やLF97にも採用された戦闘BGMなど全体的に良曲ぞろい。しかし、ENDが微妙な要因の一つとしてラスボス戦のBGMが微妙というのもある。曲自体も好みではないが、それよりもシナリオ展開にあってないアップテンポすぎな曲だったのが残念。せめて使用BGMがオープニング2とかだったらラスボス戦としてよかった。
総評+一言
総評: B-(良作)
やっぱり絵がきつい。シナリオ自体は王道をしっかりこなして割と好き。戦闘バランスも悪くない程度。ただ音楽の平均レベルはエロゲブランドの中で音楽に力を入れているLEAF作品の中でも上位。特にフィールド3。
総合的には絵とレズに抵抗が無ければ買いで問題ないと思う。
エンディングでとあるキャラが生きている版と死んでいる版があるが、二つの違いは殆どなく、分岐も早い段階であるのでBGMがHAPPYENDだったらあまり気にする必要は無い。