エロゲ雑記

エロゲの感想・情報ブログ

沙耶の唄 感想

沙耶の唄(2003)

ブランド: ニトロプラス

ジャンル: グロ、SF

f:id:arrlu08:20210418112608p:plain

概要

 グロいので有名な作品。内容も多少有名なのでプレイ前から沙耶の正体は分かっていた。実際の所そこまでグロいかというとそうでもない。しかし多少のグロをさらにグロ規制する機能までついている。

 win10でプレイする場合タイトルからLoadが上手くいかないので一旦スタートしてからloadでしっかりload出来る。

 

あらすじ

 瀕死の事故に遭い集中治療を受けた郁紀は目が覚めると周囲の風景が汚らわしい汚物に見え、普通の食事の味や匂いも受け付けられない身体になっていた。しかし病院でたまたま沙耶という以前は当たり前に見えていた人間の姿をした少女に出会う。

 退院後は精神病棟に入れられないように五感が正常な人として振る舞っていた。しかし、感覚のズレ、郁紀に興味を持った沙耶との同棲、そして沙耶の関係者という王凱教授捜索により徐々に異常な世界へと足を踏み入れる。

 

シナリオ等

 シナリオとしては郁紀視点を中心に進みながら、郁紀の友人など他者の視点も入ってくる物。文章としてはグロも含んでいるが、それよりも沙耶の存在という謎が徐々に解き明かされ、郁紀が徐々におかしくなってくるという流れに良さを感じる。

 絵も確かに臓器っぽい絵とか含まれているが、じゃあ人体模型とかを見てグロいとか騒ぐかというとそうでもないのと同じだと思う。個人的にはエロシーンがちゃんとしていたのに驚いた。正直このゲームはエロゲーと言いつつグロによる18禁と思っていたが、エロシーンではグロが完全に排除されているので使おうと思えば使えなくはない。

f:id:arrlu08:20210418115815p:plain

 

総評

総評: B(良作)

 プレイ時間は3~4時間。某牛丼店の広告の如く安い、上手い、早いと三拍子揃った作品なので初心者向けという人たちの意見も分からなくはない。まぁ初心者向け云々については人それぞれという言葉で全て片付くが、グロ絵が駄目という理由にこの作品を避けるのはもったいないと思う。ただ、グロい描写のある文章が苦手な人にはお勧めはしない。